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作品の雰囲気がコロコロ変わる不思議な画家ピカソとは

現代絵画の道を切り開いたピカソとは

芸術にそれほど興味がない人でも、ピカソという名前はご存知でしょう。ピカソは、ジョルジュ・ブラックとともに、キュビスムと呼ばれる複数の視点から絵を再構成する技法を生み出した画家で、このキュビスムはまさに現代絵画の出発点といえる偉業でしょう。
ピカソは亡くなるまでに多くの作品を残した芸術家として、ギネスブックに載っています。また不思議なことに、ピカソはその時代、その時代の人間関係などによって、作風がコロコロ変わることでも知られています。

例えば、ピカソがまだ無名の頃の「青の時代」は、親友の死をきっかけに、画面全体を暗い青で描いた作品が多い時期です。題材も乞食や盲人、売春婦など、社会の底辺にいる人を多く取り上げています。

次の「バラ色の時代」は、新しい恋人ができて、赤や黄色など色鮮やかな色彩を使った画風となっています。この後も「キュビスムの時代」や「新古典主義の時代」、「シュルレアリスムの時代」などがあり、同じ画家が描いたとは思えないほど作風や題材が変わっているのが、ピカソの特徴といえます。

ピカソの絵を家に飾りたい!

商業的にも成功した芸術家としてもピカソは大変有名です。現在でもピカソの人気は衰えることなく、オークションでピカソの作品は、100億円を下ることはまず無いでしょう。しかしリトグラフやエッチングなどであれば、画廊などで、数百万円かかりますが、購入することができます。

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