・四谷シモンについて
四谷シモンは人形作家であり、舞台俳優の経歴も持つ方です。現在は人形教室をやっており、誰でも簡単に人形が作れるようにと人形作家を世に広めています。自身のツイッターで制作状況をつぶやいたりと、積極的にツイッターを使って活動報告を行っています。
・四谷シモンの作品
四谷シモンの作品は、四谷シモン人形館淡翁荘で見ることができます。登録有形文化財に登録されている建物で、この建物の中は四谷シモンの世界で溢れています。
館の中は作品以外の家具にもこだわっており、四谷シモンの世界観を体感できるのです。四谷シモンが制作した人形が館のあらゆるところに展示されており、非日常の世界観を体感できます。
人形館に展示されているのは、大阪万国博覧会せんい館のために制作された「ルネ・マグリットの男」。
山高帽に黒いフロックコートを来た、四谷シモンが強いインパクトを感じていた男をモチーフにして制作されたものです。迫力があり、等身大の大男は今にも動き出しそうなほどのリアルさです。
「少女」の作品も展示されており、白いドレスを着た清純派の可愛らしい少女です。四谷シモン自身、できあがってかわいいのができて良かったと胸をなでおろした作品。
まるで館で人形が暮らしているように部屋のあらゆるところに置かれているため、ついどきりとさせられてしまいます。四谷シモンの舞台写真も飾られていることから、人形たちが製作者である四谷シモンを守っているようにも感じられる場所です。