美術家

欧米女性を可憐に描く!斎藤三郎の作品と世界観

・斎藤三郎とは?

斉藤三郎は踊り子や風景などを多く描いた洋画作家で、フラメンコを描く第一人者となった人です。

なんと絵に関しては全て独学で学び、画家になった人です。洋画作家として数々の受賞を重ね、実力を重ねてきました。仁科賞の受賞を何度も重ね、審査員にも選抜されました。

昭和21年第31回仁科展初入選
23年第33回仁科展特待賞受賞「敗戦の自画像」
25年第35回仁科賞「信仰の女」
36年46回パリ賞
47年「セビ-ジョの祭り」出品内閣総理大臣賞
49年スペイン渡米 本格的にスペインの人物を書き始める

昭和47年セビ-ジョの祭りで内閣総理大臣賞を受賞したことをきっかけに、スペインの人物を描き始めました。その後昭和49年にスペインに渡米し本格的にスペインの人物を描いていきます。

斎藤三郎は幾度となく渡米を繰り返し、新たな作品の挑戦を行ってきました。現地で実際に欧米の女性たちの姿を見ているからこそ、気品ある女性が描かれています。

フラメンコをしている女性の姿など、欧米女性に憧れを抱いていたことが作品からも感じられます。

斎藤三郎が描く女性は華やかな女性を描かれていることが多い中、時にはエロスを感じさせる作品も描いています。裸婦代表作である「春」は、パステル画で描かれているためパステル特有のぼかす描き方が、より世界感を出しています。

油絵や水彩、リトグラフと描き方によって女性の雰囲気も変わってきます。斎藤三郎の作品を楽しむのであれば、是非様々な描き方で描かれた作品の違いを感じてみてください。

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