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個人で作品を所有している人が多い日本画壇の巨匠横山大観さんとは

日本画壇の巨匠横山大観さんとは

日本画壇で巨匠と言えば、横山大観さんをおいて他にいないでしょう。横山大観さんは、1868年に現在の茨城県水戸市の水戸藩士の家に生まれました。子供の頃から絵を描くのが好きで、東京芸術学校を卒業したあとは、京都に移動して仏画の研究をはじめ、横山大観と名乗るようになりました。
師匠として仰いでいた岡倉天心が東京芸術学校から追われたことを受けて、横山大観さんは日本美術院を創設します。その頃に、西洋画の技法を取り入れた、線画をぼやかしたような独特の技法である「朦朧体」を生み出しますが、当初、この技法は日本画壇から批判を受けます。そこで、横山大観さんは、アメリカやヨーロッパなどを回って展覧会を開き、そこで大絶賛を受けて帰国したことで、朦朧体を使った日本画の評価を上げることに成功しました。

横山大観さんは大の酒好きで知られていますが、その中でも広島のお酒「酔心」を愛していました。実は横山大観さんは、酔心山根本店の社長と仲が良かったため、お酒を贈ってもらう代わりに、自身の絵をプレゼントしていたのです。そのため酔心山根本店には大観記念館が作られ、多くの横山大観作品が所蔵されています。

横山大観さんの作品を購入したい!

横山大観さんの作品は美術館などに所蔵されている他に、個人で所蔵されていることが多いです。しかし横山大観さんの作品は高値で取引されており、例えば開運!何でも鑑定団では、個人所有の作品に3,000万円の値段がつけられています。

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