美術家

画家と武士の2つの顔を持つ渡辺崋山!肖像画や遠近法の使い手など気になる作品は?

・渡辺崋山とは?

渡辺崋山は江戸時代後期の武士であり、画家としても活躍した人です。渡辺崋山は画家を本業としている人ではなく、生活の足しにするために絵を学び始めた人です。

他の画家とは違い、武士としての姿を見せながら画家としての活動を行っていたにも関わらず、絵にも手を抜かず行っていたおかげで数々の魂のこもった作品を作り上げています。

・渡辺崋山の作品

渡辺崋山の作品は掛け軸を中心としており、様々な作品が描かれています。遠近法の使い手として多くの名画を残しています。

「月花鳴機図」遠近法を取り入れた方法で描かれた作品。家や樹木にも陰影をほどこしており、渡辺崋山の技術力をよく知れる作品です。

「名花十友図」は渡辺崋山が34歳の時に作られた作品です。梅・クチナシ・菊・バラなどの花々の下にスズメが2匹画かれており、没骨描法という技法が使われており、輪郭を描かずに直接彩色や水墨で描くという描き方をしています。

渡辺崋山の作品は、一つ一つが違った形で完成度の高いものとなっています。掛け軸に描かれていることもあり、水墨を使って描かれている作品がほとんどです。

・渡辺崋山の肖像画

渡辺崋山は風景の掛け軸以外にも、写実的な肖像画を得意としていました。通常武士などは亡くなった後戦前の姿を思い出しながら描かれることがほとんどです。しかし渡辺崋山は実際に亡骸を見に行った上で描いていたため、まるで写真のような徹底した写実主義の上描かれていました。

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