水のある風景が得意な石川滋彦さんとは
美しい風景がを探しているのであれば、石川滋彦さんの作品を購入してみてはどうでしょうか。石川滋彦さんは、1909年に東京都千代田区の麹町に生まれ、東京芸術学校の西洋画科を卒業した芸術家です。石川滋彦さんの父が洋画家の石川欽一郎であり、そのDNAが石川滋彦さんに受け継がれていたためなのか、早くから洋画家としての能力が花開きます。例えば東京芸術学校に在学中に描いた「湖畔の丘」が、第10回帝展で初入選を果たします。
それ以降も色々な賞を獲得した石川滋彦さんでしたが、戦争が始まると、今度は海軍の報道班スタッフとして南方へ従軍します。石川滋彦さんはそこで、海軍作戦記録画の仕事に従事するのです。
戦争が終わると、石川滋彦さんは海外へよく足を運ぶようになりました。貨物線に乗って世界一周をするなど、世界各国を旅し、その土地の風景を描くようになりました。特にアムステルダムやヴェネツィアなどの水のある風景を好んで描いたために、「水のある風景の画家」とも呼ばれたりしています。
石川滋彦さんの作品を購入したい!
石川滋彦さんの作品といえば、緑を基調とした画面に広がる穏やかな風景が広がっているのが特徴と言えます。一見普通の風景がのように見えますが、とても透明感があり、画面全体から爽やかな雰囲気が伝わってきます。版画であれば、10万円前後で画廊などから購入できますが、絵によっては250万円以上の値がつくこともあります。